「御宿 竹林亭」の「貴賓室(秀峰)」の記事を書いたついでに、もう一つお部屋を紹介したいと思います。
佐賀藩の武雄領主の別邸庭園だったという15万坪の「御船山楽園」にあるお宿です。
建坪だけでも450坪あるそうで、贅沢に建てられた書院造りの11室のお部屋は、それぞれ趣がまったく異なります。
何度も書いていますが、オババは、「梧竹」のお部屋が一番のお気に入りで、ここ最近は、座卓をテーブルに入れ替えてもらって、よりオババ好みのお部屋にしてもらっています。
(こちらのお部屋は、『家庭画報』の9月号でも紹介されていますよ)
でも、今日ご紹介するのは、玄関入って一番近いお部屋の「山桜」です。
「梧竹」と同じ和洋室のカテゴリーで、こちらが和室。
こちらのお部屋も、お願いすれば、座卓をテーブルに入れ替えてくださいますし、椅子だけ、少し高さがあるものに変えていただくこともできます。
「梧竹」のお部屋に比べると、ほっこり感のあるお部屋ですが、きちんと床の間もあり、
書院というのかしら、このようなスペースもあります。
シンプルですが、よく見ると、さりげないこだわりが随所に見られ、たとえば電話にしても、どこで見つけたの?というくらいにオシャレ。
縁側に設けられた椅子に腰掛けると、
自然豊かなお庭が眺められ、特に桜の時期には、お庭の桜の木々が満開になり、それは見事だそうで、こちらのお部屋を指定なさる常連さんも多いとか。
お庭に出ると、特徴的な御船山の姿も眺められます。
こちらの露天風呂は、奥に行くほど深くなっていて、立ち湯ができます。
ただね、オババには、ちょっと解放感があり過ぎます。
ですので、せっかく素敵な露天風呂がありながらも、結局大浴場しか利用しませんでした。
あっ、内湯もちゃんとお部屋にはありましたよ。
お部屋によって、大浴場よりも大きい岩風呂があったり、お庭の先に湯小屋があったりと、露天風呂はまったく異なります。
それから、洋室も(多分後付けなのだと思いますが)さまざまです。
「山桜」のお部屋は、入口入って、和室とは反対の方向に、
モダンなベッドルームがあります。
一見シンプルに見えますが、年季が入っていそうな立派な梁に、今風のライトがあったり、
鏡の前に置かれた椅子が
ロッキングチェアになっていたりと遊び心があります。
最近は、連続して「梧竹」のお部屋を選んでいましたが、こうして他のお部屋を見ていると、いろいろなお部屋に泊まってみたくなります。
ただ、こちらのお宿は、おひとりさまの予約を受け付けていません。オババには、とっても行きづらいお宿になりました。