ふかほり邸の5部屋のうち、「なぎ」を除く4部屋は、お食事処での食事提供になります。
こちらの建物がお食事処で、
フロントのある母家から繋がっていて、
前回いただいた時は、個室でした。
で、今回の「なぎ」のお部屋では、談話室に運んでくださって、部屋食でいただけました。
スッポン鍋が定番のお宿ですが、
わが家は全員あまり得意ではないので、事前に申し出て、フグのお鍋に変えていただきました。
エッ?夏にフグ?って思うでしょう?
あまり知られていませんが、夏のフグも美味しくて、すでに江戸時代から食べられていたそうですよ。
まずは、小鉢で茄子のお浸しと
綺麗に盛り付けられた前菜。
本来なら、美味しいワインと一緒にいただきたいところですが、今回は超高齢の両親と一緒です。
ノンアルコールのスパークリングをお願いしました。
すると出されたのがデュク・ドゥ・モンターニュ。
ベルギーのノンアルコールのスパークリングですが、葡萄ジュースに風味を添加する一般的な製法と異なり、スパークリングと同じ製法で作ってアルコールを抜いています。
実はオババのお気に入りで、自宅マンションのパントリーに、ピッコロサイズを買いだめしていま〜す。
・・・と、脱線しましたが、
帆立の真丈と、
お鍋をフグに変えてもらいましたので、お造りもトラフグの昆布じめに変わっていました。
コリコリとして、とっても美味!!
煮物は、鶏団子をカリカリの衣で揚げてありました。
鮎の塩焼きに
新鮮野菜のスティック。
自家製のタレでいただきます。
そしてフグ鍋は、あらかじめ取り分けてくださっていました。
お出汁が最高でしたよ。
で、メインの黒毛和牛は、いつものようにウェルダンにしていただいたので、写真の見た目が悪く、
ご飯セットは、土鍋で炊いたコーンご飯でした。
長野から、何度も登場しているコーンご飯ですが、同じコーンご飯でも、お店によって使っているトウモロコシも違いますし、炊き方も異なります。
今回は、雑穀米入りでした。
デザートは、リビングに、桃のシャーベットを準備してくださって、
事前にお願いしていたお祝いのケーキが出されました。
見た目は、エッ?ただのプレーンのロールケーキ?って感じでしょ?
ところがところが、さすが経営母体が自然食品の会社のお宿だけあって、このロールケーキが、厳選素材だけで作りましたぁ!という感じで、とてつもなく美味しいのです。
全体をとおしても、素材にこだわっていることがわかるお料理ばかりでした。
年齢を重ねると、量的にも質的にも、こういうお料理が一番です。