朝食も、食に関する本に囲まれたレストラン「三六五+二」でいただきました。
まずは、無添加ジュース、自家製グラノーラ、八ヶ岳高原ヨーグルトとコンフィチュールでスタート。
地元にこだわり、天然素材にこだわった朝食です。
松本平産のお野菜たちのプレート。
今回の長野の旅で感じたことですが、とにかく野菜が美味しい!!
九州のお野菜たちも美味しいのですが、やはり高原野菜は違いますね。
旬の野菜と塩とオリーブオイルのみで作られたスープ。
お野菜だけでも深みのあるお味です。
「松本十帖」に併設されたベーカリーで焼かれたパン。
小麦も信州産を使っているとのこと。
美味しくないはずがないですね。
美味しいコーヒーを淹れていただいて、
身体にやさしい朝食をごちそうさまでした。
《まとめ》
最近は、古民家をリノベーションしたお宿が流行りのようですね。
小手先の雰囲気だけのお宿も多いのですが、「松本十帖」は、泊まって良かったと思える、なかなか本格的なお宿でした。
バブル崩壊以降、下降線をたどる温泉街に再び活気をと、エリア全体のリノベーションを目指しているところも素敵です。
お散歩ツアーも、浅間温泉の歴史や魅力をコツコツと伝えていこうとしている意気込みが感じられ、楽しく参加させていただきました。
また、最近のペーパーレスの流れで、これまた廃れつつある書店を取り込み、お宿とブックストアを一体化させたことも、“紙派”のオババには嬉しい趣向です。
「パノラマスイート」のお部屋からは、(厚い雲が立ち込めていたにも関わらず)気持ちの良い風景が眺められましたし、お部屋の源泉かけ流しの温泉も満喫しました。
スタッフさんは、昔ながらの“気配り、目配り”の接客というよりは、粛々と担当職務をこなす会社員的な方が多かったように思います。
最近は、宿泊客も、自分達だけで自由にしたいという方も増えていますので、ある意味、時代の流れなのでしょう。
コロナ禍や円安を背景に、廃業したお宿を次々と中国をはじめとした海外の資本家が、ビジネス利益を求めて買い占めていると聞きます。
たとえ“昔ながらの”が難しいとしても、是非ともこのような日本の企業家の皆さんに頑張っていただきたいものです。
オーナーも外国人、働いているのも外国人、宿泊するのも外国人・・・日本の“おもてなし”文化が廃れていくことを危惧しているオババです。