毎日更新する予定でしたが、腱鞘炎を起こしてしまい、パソコンから離れていました。
外国人旅行客の入国も再開されましたし、国内の観光促進事業も活発になったりと、まるでコロナが終息したかのように、世の中が動き始めましたね。
半年前に行ったばかりでしたが、観光客が増える前に・・・梅雨入りする前に・・・と、先週、再び「姫路城」に行ってきました。
姫路城は、日本で初めて世界遺産に登録された建造物で、建物が最も多く残っているお城です。
大天守や小天守など8棟が国宝で、現存建物74棟が重要文化財といいます。
400年もの歴史を経た現存建物ならではの美しさに加え、戦場となることがなかったお城だということも、なんとなく幸せな気持ちにさせてくれます。
オババが大好きな姫路城ですが、コロナ前の状態に戻ったら、もうあの行列に並ぶ元気はないだろうからと、人生最後のつもりで訪れました(大袈裟な!)
博多駅から新幹線で2時間ちょっと、姫路駅に到着しました。
展望デッキ付きです。
駅から伸びる大手前通りの突き当たりに、ドドド〜ンと、天守閣が鎮座しています。
大天守と乾・東・西の三つの小天守が渡櫓でつながった連立式のお城です。
(シャンゼリゼ通りを目指して整備中という大手前通りを)15分ほど歩いて、大手門に到着。
こちらは昭和13年に作られたもので、当時のものとは、位置や大きさがかなり異なるのだそう。
団体さんの撮影スポット〜(笑
城内の案内図。
非常に入り組んでいて、実際に戦場になることはなかったとはいえ、戦いの備え万全です。
菱の門をくぐって見上げた天守。
い・・ろ・・は・・に・・と門をくぐりながら、迷路のような天守への道を進んでいきます。
見る場所によって、天守の表情が変わるのが面白いですし、どこから見ても美しいですね。
いたるところに見られる狭間。現存する狭間の数は997ヵ所もあるそうです。
○や△に□と、建築デザインとしては美しいのですが・・・。
「にの門」の十字紋瓦。
キリシタンの名残とも、魔除けとも言われているそうです。
乾小天守の姥が石。
石垣の石を集めるのは大変だったようで、城下の老婆が提供したと言われる石臼です。
いよいよ天守に入ります。
天守は武器倉庫としても使われていたそうで、多くの武具掛けがあります。
現存建物だけに、階段が急で、後ろから修学旅行生が迫っていたりで、天守内の写真がほとんどありません。
(前回の写真ですが)最上階の6階には、刑部神社が祀られています。
天守内に祀られるまでの経緯には、「妖怪伝説」や「祟り説」があるようですよ。
ここは東小天守のようですね。外からだとなかなか見えづらい位置にあります。
石棺。
この大きな石は、近くの古墳に埋葬されていた石棺だそうです。
姫路城の石垣には、多くの石棺が転用されているのだとか。
お菊井戸。
皿屋敷伝説の真相は定かではありませんが、お城を見ていると、権力の下で消えていった多くの人たちの人生に想いがおよびます。
最後にもう一度、美しい全体像を。
「不戦城」と言われる姫路城。
第二次世界大戦でも、たまたま落下した爆弾が不発弾だったために、生き残ったのだそう。
現在のウクライナ状況を憂いつつ、二度と危険な状況に陥ることがないよう、世界の平和を祈ってお城をあとにしました。
最後に、100名城スタンプと、
前回購入した御城印。