「インターコンチネンタル別府」では、無料のアクティビティとして、コンシェルジュによる館内のアートツアーが行なわれています。
特に時間は決まっていないようですが、事前の申し込みが必要です。
オババは、宿泊予約をするときに参加希望を伝えて、到着後に時間を調整してもらいました。
今日はアートツアーで得た知識も含めながら、館内の様子について書こうと思います。
こちらのホテルは、インターコンチネンタル初の“温泉リゾートホテル”ということで、「自然との融合」に気を配られたようです。
館内随所に、日本や大分県の伝統的な材料や工芸、職人技術が取り入れられています。
エントランスは、Beyond the Forestをコンセプトに、「森を抜けた先に天空の世界が広がる」イメージだそうです。
木々のイメージで柱を黒くし、壁には、別府石も用いられているそうです。
その壁の上を見上げると、吹き抜け天井の高い所に竹細工の作品が飾られています。
大分県は竹細工の産地で、これは、大分県立竹工芸訓練センターで学ばれたこともある竹細工作家の中臣一さんのPrism Ellipseという作品。
雲をイメージしているのだそう。
中臣一さんは、「ザ・リッツ・カールトン京都」などのホテルや空港なども手がけた方で、超著名な竹細工作家さんです。
で、森を抜けた先には、天空が広がっています。
ロビーの横に、ちょっと変わったフロントデスクがあります。
初めて見た時は、この金ピカに、イヤ〜外資系ならではの発想だわ・・・なんて思いましたが、今回のアートツアーで、ホンマものの金箔が貼られていることを知りました。
このピカピカデスクの上に目を向けると、
こちらも中臣一さんのFrillという作品。
天女の羽衣をイメージしているそうです。
ショップの横にも面白い作品があります。
アートツアーでは、これは廃材を用いて、温泉のブクブクを表現していると説明がありました。
ただ、1階の大浴場の横にも似たような作品があり、
こちらは竹を用いた中臣一さんの作品で、Clouds of Smokeというタイトルが付けられています。
別府の湯煙をイメージしているとのことです。
大浴場を利用したことはありませんが、どなたもいらっしゃらない時に、写真だけ撮らせてもらいました。
こちらは露天風呂です。
素晴らしい夜景を見ながら入浴できます。
ここにも別府石が使われ、自然の中で温泉に浸かっている雰囲気を楽しんでもらいたいとの意匠があるそうです。
照明もとっても柔らかいでしょ。写真がなくて残念なのですが、夜間は、ホテルの随所でこの柔らかい照明に出会います。
照明デザイナーさんの「人肌の光」のコンセプトが伝わります。
大浴場を出た所には、このようなまったりできる空間もあり(・・・軽食をいただけるラウンジとして機能しているみたいです)
マニアチックなスピーカーだったり、
数々のアート作品が飾られています。
ラウンジの横には、絶景を眺めながらのプールや
ジャグジープールもあります。
ジムも別府の街を見下ろしながらだと気持ちが良いでしょうね。
スパの施設も充実していて、
2泊と言わず、1週間くらい篭ってのんびりしたくなるホテルです。