オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

福岡のホテル事情

この2〜3年の間に、京都や沖縄をはじめ、各地で次々とラグジュアリーホテルが開業していますね。

 

コロナ禍の中でも、近場のホテルでお篭りステイを楽しむブログを拝見しては、福岡在住のオババは、とても羨ましく思っていました。

 

なんせ福岡には、滞在を楽しむためのホテルがあまりない・・・というか、ほぼ皆無なのですわ。

 

ビジネスホテルは、新しいホテルも結構あるようですが、シティホテルはというと、「ホテルオークラ福岡」が、20年以上も前にオープンしたのが最後ではないかしら・・・。

 

政府が「観光立国」を目指す方針を打ち出したものの、福岡には、海外の観光客まで呼び込むような名所もありませんしね。

 

ホテルオークラ福岡」にしても「西鉄グランドホテル」にしても、気配りや目配りが行き届いた素敵なサービスを提供していただけるのですが、やはりどうしても、ハード面の古さは否めません。

 

天井の高さであったり、窓の取り方であったり、水回りの造りであったり・・と、どこか昭和を引きずった感じがします。

 

それに加えて福岡は、市街地から非常に近い場所に空港があります。

便利である反面、高層ビルが建てられないのです。

 

市街地のホテルの窓からは隣のビルしか見えず、東京や大阪のように、街を一望できるような景観が得られないことも、“ラグジュアリー”にはマイナス要因なのでしょう。

 

確か4〜5年前だったと思いますが、福岡市がG20を誘致しようとして、適切なホテルがないことが理由で、大阪に負けてしまいました。

 

それを契機に、福岡の高島市長さん、「ハイクオリティホテル建設促進制度」なるものを立ち上げました。

建物の高さ制限も76mから115mへと大幅に緩和したのです。

 

現在「天神ビッグバン」と称して、福岡の中心部が、次々と姿を変えていっています。

 

来年の春には、待望のラグジュアリーホテル「ザ・リッツ・カールトン福岡」も開業する予定です。

 

念願かなって、早速福岡市は、来年のG7サミットに名乗りをあげています。

 

来月からは、徐々に観光客の入国制限も緩和していくようですし、福岡空港からも、韓国への定期便が再開したようです。

 

滞在を目的にできるホテルができることは楽しみですが、外資だの観光立国には悩ましく感じているオババです。

 

まぁ、コロナを経て、これからどのように変化していくのか、じっくり見守っていくことにしましょう。