オババのトラベルジャーナル

社会生活からリタイアした有閑オババの隠居旅。ちょっと素敵なお宿に泊まって、のんびりお城や神社を巡ります。

【京都】HOTEL THE MITSUI KYOTO ⑥ :アートツアーと《まとめ》

最近は、宿泊者向けのアクティビティとして、アートツアーを行なっているホテルが増えましたね。

 

さりげなく飾られているアートや、建物、インテリアなど、

アートツアーに参加すると、それまで見過ごしていたものにも興味を持ち、ホテルステイが、より楽しいものになります。

 

HOTEL THE MITSUI KYOTOでも、「アンバサダーと巡るアートツアー」のプログラムがあります。

 

人数制限があるようですので、事前に申し込みをしておくと良いと思います。

 

ロビーに集合して、梶井宮門からスタートします。



かつて三井総領家の門となったこともあり、300年もの歴史を有する御門です。

 

幾度となく修復が繰り返され、ホテルの玄関に設置する際も、宮大工さんによって、全面的な修復がなされたそうです。

 

古い部材をできるだけ表に用いて、新しい材料は裏に用いることで、重みを出しているといった裏話も伺えました。

 

こちらは御門の棟札。

 

門が造られた年月日や、地主、工匠、由緒などが書かれてあり、この棟札があるだけで、門の価値がグググ〜ッと高まるそうです。

 

二条城の正面に位置していながらも、あえて油小路側をホテルの正面にしたのも、三井総領家が油小路に面していたからだそうで、

 

門をくぐって玄関に至るまでのアプローチも、油小路のお屋敷を意識して、

 

この十三重の塔も三井邸の遺構とのこと。

 

ホテルの玄関を入ると、まず目に飛び込むのが、こちらのオブジェです。

 

なんと陶芸品です。そう!土でできているのです。

 

とっても繊細で、泉田之也さんとおっしゃる陶芸家さんの作品です。

 

風をイメージしているそうで、

 

それは、ロビーの波打つ天井のイメージにつながります。

 

こちらは千本鳥居をイメージしています。

 

その先には、漆を塗り重ねて作られた作品が飾られています。

エメラルドグリーンの鮮やかな色彩がとっても神秘的で、見ていると吸い込まれそうです。

 

「四季の間」にも案内していただきました。(前回のツアーの写真を使っています)

 

三井総領家にあった奥書院を元に建てられたそうで、レストランの別室や結納などの個室として使われています。

 

中でも目を引くのは、こちらの襖絵です。

 

春夏秋冬を描いているそうで、お部屋のカードキーは、この襖絵を写していて、季節によって柄を変えているとのことです。

 

《まとめ》

 HOTEL THE MITSUI KYOTOへは、まだ2回目(計3泊)の利用ですが、京都で一番好きなホテルになりました。

 

ラグジュアリーでありながらも、威圧感がなく(これ大切!)、三井ならではの歴史もさることながら、二条城の真前という申し分ない立地。

 

緑の庭園をはじめ、まったりと寛げる要素がたっぷり散りばめられたホテルです。

 

今回は利用しませんでしたが、このホテルのために掘られた「二条温泉」のサーマルスプリングも心休まる施設です。

 

今回は一休から、ニジョウルーム(ダブル)のお部屋を朝食付きで予約しました。

¥20,000のルームクレジットも付いていましたが、アフターヌーンティー代と、FORNIでの夕食代で使い切りました。

それに京都の宿泊税¥1,000と入湯税¥150をお支払いしました。