大分県宇佐市にある「宇佐神宮」は、全国に4万余りある八幡宮の総本宮であり、八幡宮の起源とされています。
ところで、八幡宮とは何ぞや?ということですが、
八幡宮は、日本にある神社で最も数が多いのに、『古事記』や『日本書紀』に登場することなく、737年に初めて文献に登場します。
というのも、八幡大神は、15代天皇である応神天皇の守り神(神霊)、もしくは同一とされていて、
八幡宮では、「応神天皇」を主祭神に、多くの八幡宮では「比売大神(=三女神)」と応神天皇の母である「神功皇后」を一緒にお祀りしています。
八幡大神は、東大寺の大仏建立の時に、協力を託宣(神様がお告げをすること)したとされ、また、僧の道教が皇位を狙っていたのを阻止する託宣もしたと言われています。
ですので、八幡宮は仏教との関係も深く、仏教文化と日本固有の神道が合わさったものと考えられ、日本に広がっていったとされています。
と、今回も前置きが長くなりましたが、
数十年ぶりに、八幡宮の総本宮である「宇佐神宮」を訪れました。
桜が満開の時で、「神橋」とのコラボが見事!でした。
寄藻川沿いの桜も満開。
流鏑馬が執り行われる大尾山参道の先には、宇佐神宮の摂社である「大尾(おおお)神社」の鳥居が見えます。
託宣の時、八幡大神は、ここに鎮座なさっていたと言われています。
神仏習合を示す面白いポスター。
僧侶と神職が“こんにちは”をしています。
緑の中の階段を登って、上宮本殿に向かいます。
最近、お城や神社に興味を持って思うのです。
お城や神社を訪ねるのって、つくづく体力が必要だわってね。
ヨイショヨイショと登って行って、
上宮の一之御殿、二之御殿、三之御殿と3ヶ所の拝殿でそれぞれ参拝します。
一之御殿には応神天皇、二之御殿には比売大神、三之御殿には神功皇后が祀られています。
宇佐神宮では、「二礼、四拍、一礼」でお参りをします。
再び緑の中を散策しながら、下宮に向かいます。
境内って空気が澄んでいて、お散歩としても、とっても気持ちが良いですよね。
こちらが外宮です。
参拝客は、ほとんどいませんでした。
御朱印を頂戴しました。